ず,笑えない。心の奥が凍りついてしまったかの如く。
一昨年の暮れだから,1年と2カ月ほど前のこと。以前から一度聞いてみたかったこと
を口にした。長年モヤモヤとしていたのだ。ただし,若干イヤミの言い方になってし
まった。皮肉を込めたつもりはなく,さらっと言ってみたのだが,効いたらしい。2
人がかりで倍返しでボコボコにされた。最後に,発言の機会を与えられたがすでに気
力はなく「いえ,特には」という言葉を発するだけで精一杯だった。
笑ったのはそこから3カ月後。1年近く前になるが今でも覚えている。
ずっと気を遣っていたのは知っている。気が咎めたのだろうか。天気の話など,なにかと話しかける。些細な業務連絡にも緊張し力が要る状態だったが,向こうもそうだったかもしれない。
健康診断に行くと事前に告げていたが,前日になって明日だっけ?と言われ,なにか用事でも?と尋ねたら,「別に。聞いただけ」,思わず吹いてしまったのだ。それからは,少しずつ普通に会話できるようになり,世間話も冗談も言えるようになった。だが,気づいていた。元には戻れない。
「今日中」と目の前で交わされる言葉を聞き,また身体の奥が冷える。その後処理をする人がここにいて,「今日中」か。
「今日中」と目の前で交わされる言葉を聞き,また身体の奥が冷える。その後処理をする人がここにいて,「今日中」か。
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