人見知りで,祖父に縁が薄い子どもだったため年配の男性は苦手だった
初出勤の日にエレベーターでご一緒する羽目になった
とても緊張したのを覚えている
いまだにエレベーターはひとりで乗りたい自分
それが,縁があって近くで仕事をすることになった
新入りの務めとお茶を淹れる日々
いつの間にか信頼を得ていたらしく,なにかと教えてくれたり手伝ってくれたり
もっと聞いておけばよかった
原爆のきのこ雲を見たこと
現在の役員との出会い
昔話をもっとしっかり記憶にとどめておけばよかった
退任した後,何度そう思ったことか
まぁ,飲む・打つ・買うの話も多かった
明るくて楽しい人だけど,仕事としてはイロイロあったらしい
上司など,思うところも多いはず
逝ってしまった
このご時世,家族葬で旅立ってしまった
お別れに行くこともできなかった
100歳まで生きると思っていたのに
ピンピンコロリだったらしい
らしい逝き方だと思う