さて,前置きが長くなったが,タイトルの内容はここからである。
想定内とはいえ,体力は元通りではない。
平日午後,小春日和にヒマなどと,リタイアするまでありえない。
とりあえず近所に買い物に行こうか?と提案した。
退院に備え夕食の食材は買ってあったが,翌朝のパンがない。
好みが違うのと,自分は小麦粉摂取を減らしている・某大手メーカーに
対する不信・不満(品質よりも会社に対して)がある。
老親用は自分とは別なのだ。
杖を片手に,のそのそと外へ出る。
これが思っていた以上に難航した。
スーパー内は問題ない。カートが補助具代わりになるのだ。
隣と言ってもいい距離だが,帰るころには杖にしがみつくような歩き方。
付き添いも忍耐である。
初日はこれでぐったり。週末になると少し改善。
マンションの入り口あたりまでなら,まずまずの歩行。
そうして本当に少しずつではあるが,杖をお供にリュックを背負い
買物兼リハビリの日々。
通院も近所は徒歩,場所によりタクシー。
脳梗塞の後遺症としては軽症の部類だろう。
自立して生活しているだけでも十分と考えるべきだろう。
しかし,入院と後遺症で体力が低下し,麻痺もある。
怪我のリスクもあり,無理はさせられない。
しかしおそらく介護認定は無理だろう。障碍者手帳も交付されない。
要支援1でも認定されれば公的な援助を受けやすい。
実際には家族の支援があっての自立生活なのだが,基準を満たしてはいないだろう。
この程度でも,仕事をしながらの家事支援。
一人暮らしなら自分のペースだが,老親に合わせるというストレスもある。
介護生活というにはあまりにも低レベルなのは承知だが,
自分のこころと身体を守りたい,とも思うのである。
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